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ひめゆり平和研究所が9月、ハワイで開催したひめゆりの沖縄戦体験とハワイとのつながりを考える特別展の報告会が19日糸満市で開かれました。
報告会は、ひめゆり学徒隊が体験した沖縄戦の実相を国内外に伝えようと企画された「沖縄戦・ひめゆり学徒隊の歴史を海外に伝える展示プロジェクト」の一環で、糸満市のひめゆり平和研究所が行ったものです。
9月初めハワイで開かれた特別展では、ひめゆり学徒隊の歴史に加えて、ハワイ出身で戦時中に学徒隊を引率した親泊千代子教諭や、ひめゆりの塔の敷地購入資金を寄付した県系ハワイ2世のハリー・儀間真一さんを紹介し、ハワイの人たちや県系人およそ700人が来場したということです。
4年前からハワイに通いながらプロジェクトを進めてきた狩俣英美さんが登壇し、ハワイでは、ひめゆり学徒隊を初めて知る人が多く、もっと知りたいなどの声があったことから、平和への思いを未来につなぐためにも沖縄戦の実相を正しく伝える重要性を訴えました。
特別展「ひめゆりとハワイ」の企画担当・狩俣英美さんは「ひとつの出来事を今から私たち戦争を知らない世代が一緒にディスカッションして学び合っていく機会が重要だということを学びました」と話しました。
ひめゆり平和研究所では、2024年1月にハワイでひめゆり学徒隊と沖縄戦について学ぶワークショップを開催する予定です。