そんな沖縄アリーナできのう、おとといと行われたのが琉球ゴールデンキングスのプレシーズンゲームです。開幕前とは思えない熱気の中で行われた試合で新戦力が存在感を発揮しました。
悲願の日本一から約3カ月半新体制となって初陣となるプレシーズンゲームに臨んだ琉球ゴールデンキングス。その相手は、群馬クレインサンダーズでキングスでともに汗を流してきた並里成、コー・フリッピンが所属しています。
プレシーズンとは言え、注目カードとなった試合に会場の沖縄アリーナには2日間で1万4000人を超えるファンが詰めかけました。おとといの第1戦では元キングスメンバーの活躍もあり、68-72で落とします。
続くきのうの第2戦もシーソーゲームとなる中で第3Qにリードを広げたキングスが何度も群馬に詰め寄られながらも逃げ切りプレシーズンながら新体制初白星をあげました。
手に汗握る展開になりましたが試合中には岸本隆一と並里成の笑顔でマッチアップする様子が見られるなどキングスファンにはたまらない試合となりました。
岸本隆一選手(第1戦後)「プレシーズンにも関わらずこんなにたくさんのファンの前でプレーできたことがすごく楽しかったですし、すごく充実した時間になりました。一方で、開幕に向けた大事な試合でチームとしてはテーマを持って挑んだ試合でもありました。」
桶谷大HC(第1戦後)「新しい選手の良さというのをどう引き出すかというのが今回のテーマで」
桶谷HCや選手が今シーズンの特長として揃って名前をあげるのが千葉から移籍してきたヴィック・ロー。
桶谷大HC(第1戦後)「ディフェンスも強度のあるディフェンスができる(リムプロテクトもできる)ショットブロックもできてリバウンドもできてスリーもあるし、ジャンプシュートもあるしレイアップもあるしパスもあるという本当にオールマイティな選手で」
そしてジャック・クーリーのけがにより急遽加入したアレックス・カークも合流後まだ日が浅いながらも、既にリング下で強い存在感を発揮しています。
そしてもう1人、練習生から選手契約を勝ち取った植松義也。ディフェンスやリバウンドなど体をはったプレーが持ち味です。
桶谷大HC(第1戦後)「(植松は)こんだけできるんだっていうのが正直あるので、彼もアレックスと一緒で得点とかスタッツに残らないところですごく体を張ってくれているところがあるので」
桶谷HCは新たなチームへの期待感を口にしました。
桶谷大HC(第2戦後)「向上心も今シーズンは強いから、きのうからきょうのゲームエンドになるまでにすごく成長したなと。開幕がすごい楽しみになってきました」