山城アナウンサー「ビジネスキャッチー特集は沖縄観光の新たな選択肢になるかもしれないある乗り物についての話題をお伝えします新型コロナが落ち着いてきて、県内の交通量も増えてきましたよね」
そうですね~私も普段車を運転しますがレンタカーがよく走っているところを見かけるようになって確かに交通量が新型コロナ前に戻ってきている気がします
山城アナウンサー「きのうの夕方の国道58号の様子です帰宅ラッシュの時間帯ということもあって車の長い列ができていて車が動き出してもすぐ止まってしまっています。今回はですね渋滞にサヨナラできるかも?話題の乗り物を体験してきました!」
山城アナウンサー「ああ~夏休みの日曜日は道混んでるな~また赤信号か~」
株式会社Blue Mobility 道廣敬典社長「山城さん、空は渋滞しないし信号もないですよ!あれを使うんです」
山城アナウンサー「え!ヘリコプター!?ヘリコプターで移動するんですか?(一体どういうことなんでしょう)」
株式会社Blue Mobility 道廣敬典社長「どなたでも簡単に予約いただけて那覇と名護を30分ほどで移動していただくことが可能です」
白い機体で青い空を快適に移動する「ヘリコプターバス」来月のサービス開始を目指しています。名前の通りヘリコプターがバスのように決まった時間で目的地を行ったり来たりするというものです。
株式会社Blue Mobility 道廣敬典社長「沖縄のすばらしさをより観光客に伝えたいなという思いでこのサービスを企画しました。レンタカーが借りられなかったですとか、車の渋滞の問題だったりですとか、沖縄を楽しみたいんだけれどもどうにも楽しみ切れないみたいな、そういう側面もあるのかなという風に思いまして」
交通問題を気にせず移動時間も楽しい観光の思い出にしてもらいたいそんな思いが込められています。
当面は土曜日と日曜日だけの運航で、那覇空港を拠点に恩納村と名護市を行き来する2つの飛行ルートがあります。予約方法はといいますとスマホなどで公式サイトから乗りたい便を選択し決済まで済ませます。当日は那覇空港1階で集合し、身体検査などをおこなった後ヘリポートへ移動するんです。普段はなかなか通ることのできないルートだけにここだけでもワクワクしますよね!」
山城アナウンサー「ヘリコプターはどれくらい早く目的地につけるのでしょうか?夏休み真っただ中の日曜日。ヘリと車で検証します」
目的地は恩納村にあるホテルのヘリポート車は那覇空港から国道58号線を通って向かいます
『午後1時17分 那覇空港出発』
値段はどのくらいなんでしょう・・?山城アナウンサー「値段は片道一人9800円からで繁忙期などによって変動します。ちなみにヘリは3人乗ることができて90キロまでの体重制限があります。この日は天気も良くて仕事ということを忘れてしまいそうでした」
機長「最初に見えてきたのがキラキラビーチですね」
山城アナウンサー「あっという間にここまで来るんですね」
各ポイントでパイロットさんが案内してくれます!
機長「この辺り、うるま市になります。右側が海中道路から伊計島まで繋がっています」
さて、車は?「混みますよね~」
山城アナウンサー「せっかくの旅行で渋滞にハマってしまうと時間がもったいなく感じてしまいますよね」
出発から14分 車班「ちょっと混んでますよね?」運転手「混んでる混んでる」
山城アナウンサー「離陸して15分、もう恩納村にいます。はやーい!」
『午後1時43分 恩納村到着』
山城アナウンサー「那覇空港を離陸して26分経過しました。車はどこにいるんでしょうか?」「今、どのあたりにいますか?」
車班「今、浦添市のメイクマンの前を通りました。牧港ですかね。この辺は」
出発から26分。車は浦添市を走行中でした。ヘリコプターって速い!その速さに注目してしまいがちですが、景色が圧巻でした!
株式会社Blue Mobility 道廣敬典社長「観光体験をアップデートするという理念のもとやっているものなんですけど、沖縄の人にこそ本当は乗ってほしい部分があって、空からの沖縄って本当に美しいんですよね、例えば県民割や当日割ですとか沖縄県民の方が今だったら乗れる、きょうだったら乗れる、比較的カジュアルに低単価で乗れるような取り組みも今後チャレンジしていきたい」
今後は南城市や辺戸岬などにも行けるルートや便数も増やす予定です。渋滞からサヨナラできるだけでなく思い出にも残るそんな新たな可能性を感じる乗り物でした。
山城アナウンサー「車は私たちが恩納村についたおよそ1時間30分後に到着しました」「県内初のヘリコプターバスなんですが出来る限りリーズナブルにヘリ体験をしてもらうことをコンセプトに掲げていて正直なところこの事業での利益はあまり見込めないそうなんです」
山城アナウンサー「ですが、海外の富裕層向けにはヘリコプターをタクシーのように自由に乗り降りできるサービスを展開していきながら中長期(4~5年)にわたってヘリコプターバスとタクシーの両方で収益がでるように取り組んでいくそうです」
山城アナウンサー「ちなみにBlueMobilityの道廣社長なんですがウチナーむーくー2年目でして、県民としての目線と観光客としての目線を持ち合わせる道廣さんだからこそ生まれたサービスだな、と感じました」