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バスケW杯 日本対ベネズエラ パリ五輪へ王手!`

再びの大逆転勝利で沖縄を、そして日本を沸かせてくれました!FIBAバスケットボールワールドカップ2023で日本代表は、きのう格上ベネズエラに勝利し目標のアジア1位、パリオリンピック出場へ王手をかけました!

1次ラウンドを1勝2敗で終えきのうからアジア1位をかけた順位決定戦での戦いが始まった、アカツキジャパン。世界ランクで格上となるベネズエラとの試合は追いつけそうで追いつけない、もどかしい展開が続き前半を5点差で折り返します。それでも、これまでの試合でも後半に強さを見せてきた日本。第3Q、渡邊雄太の3ポイントで1点差に詰め寄ります!

追い上げムードの高まる中、アクシデントが襲います。シュートブロックにいった馬場雄大が転倒し右肩を痛めしばらく立ち上がることができず。ベンチに退かざるを得なくなります。その後、日本は再びベネズエラに突き放され、点差はあっという間に二桁に。

これまで以上に苦しい時間が続く中、治療を終えた馬場が再びコートへ。

馬場雄大選手「痛みはどうであろうと気持ちが僕を突き動かしたというか、僕がコートに戻ってエネルギーをチームのみんなに与えようと思った」

すると激しいチームディフェンスから、馬場がボールを奪い、渡邊へ!追いかけ続ける日本。しかし、点差はなかなか縮まらず第4Q残り8分でこの試合最大の15点差と、正念場を迎えます。

この厳しい展開でチームを牽引したのは前回のW杯、そし東京オリンピックで全敗した悔しさを知る最年長・比江島慎!10点差に迫る3ポイントで反撃の狼煙をあげると、スイッチが入ったら止められない。これが日本バスケ界で名の知れた“比江島タイム”。ついに1点差に迫ると、試合時間残り2分、馬場のスチールから、ここでも比江島!

最終盤でベネズエラをとらえ、アリーナの雰囲気も最高潮に!

比江島慎選手「無我夢中でやっていたのであまり記憶はないけど元々自信は秘めていたし自分の力が必要になると信じて今までやってきたので」

比江島がこのQだけで17得点をあげる大活躍もあり日本が大逆転勝利!アジア1位に与えられるパリオリンピックの出場権獲得へ王手をかけました!

比江島慎選手「チームを救うためにトムHCは僕をメンバーに残してくれたと思うのでそれに貢献できて本当にうれしいです」

試合後の選手たちからは、ベテランの活躍に称賛の声が相次ぎました!

馬場雄大選手「乗ったら誰にも止められない比江島慎、最高です!」渡邊選手「ずっと言ってんすよ、マコは止められないって!信じてくれないからマコがずっと言ってんのに」富樫選手「きょう普通ですよ。何も特別ではない。あれが比江島慎だから。毎試合やれよ!」

比江島慎選手「最初から僕らの目標はアジア1位でオリンピックをつかみ取ることなので、それが目の前に自力で取れるチャンスが巡ってきているので何としてもつかみ取って分かち合いたい」

日本代表はあす、勝てばパリオリンピック出場が決まる大一番、カーボベルデとの試合臨みます。