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楽園の海、案内は水中ビデオカメラマンの長田さんです。宜しくお願いします。本日は「涼を求めて クラゲ特集」です!

長田さん「暑い日が続いてますので、皆さんに涼しんで頂こう!と、クラゲ特集です!」

楽しみです。VTRをご覧いただきましょう。

長田さん「まずは、逆光の中で優雅に泳ぐクラゲ。見た目は涼しげですが、、、実は、ハブクラゲ。」

楽園の海 涼を求めて クラゲ特集

人間にとっての危険生物ですね。

長田さん「ハブのように猛毒を持つクラゲという意味で、「ハブクラゲ」と名前がついてますが、ハブの20倍も毒が強いと言われているんです。泳ぐ力は弱いため、風や波の影響で海岸線にやってきます。」

注意点としては?

長田さん「刺されないようにするには肌を露出しない事。違った意味でヒヤッとしないように気をつけて下さい。」

次はこちらでしょうか。キレイ!

長田さん「こちらはミズクラゲ。ザ、クラゲ!そして涼しげっ!クラゲの代表みたいな感じで、様々な水族館でよく見かけますよね。」

楽園の海 涼を求めて クラゲ特集

上に何か乗ってる?

長田さん「アジの幼魚でしょうか?外敵から守ってもらう為、クラゲと一緒に浮遊生活をしているようです。」

これもかわいい!

長田さん「砂地の水底で逆さま状態でパカパカしてますね。その名もサカサクラゲ。私の指と比べると、かなり小さいです。共生している植物プランクトンから栄養をもらっているんですが、そのプランクトンが光合成しやすくするため、逆さになってるんです。手に乗せてみました。」

可愛らしいですね。

長田さん「そのままゆっくりと傘を上にしてみると、多分クラゲ人生初の体勢。ゆっくりと体勢を戻しながら、水底へ降りて行きました。ここからは、夜の海で撮影したクラゲをご覧頂きます。」

楽園の海 涼を求めて クラゲ特集

幻想的です。

長田さん「クラゲは夜でも活動的に動きます。こちらはオワンクラゲ。」

クラゲの名前って、意外とシンプルですね。新鮮です。

長田さん「中には魚。ハナビラウオの幼魚と思われます。外敵から身を守るための方法。クラゲにメリットはありません!でも、ちゃんと守られてる感じで良いですね?。成長すると、クラゲからは離れて行きます。」

こちらはなんともいえない雰囲気・・

長田さん「怪しげな感じで漂っているクラゲの登場です。しかも派手。たまにしか出会えないクラゲなんですが、触手の先端の色がとても綺麗で好きなんですよ。思わず見惚れてしまいますが、涼しくなってます?」

楽園の海 涼を求めて クラゲ特集

とっても涼しい気持ちになってきました。リラックスしたようで眠たくなってきたような・・・

長田さん「こちらは触手が縮こまった状態になっていたので、何かと思ったら、、獲物を捕まえたようです。一本の触手に、魚1匹捕まってますね。時間をかけてどんどん傘の方へ引き摺り込んでいきます。完全に中へ。恐ろしいシーンで寒くなっちゃいましたか?」

自然界の生業を見た気がします。長田さんこちらは?

長田さん「カブトクラゲ。何か乗っかってますね?。クラゲに甲殻類がついている姿をたまに見かけます。おそらく、オオトガリズキンウミノミ。クラゲを乗りこなしているように見えるので、「クラゲライダー」とも呼ばれています。

楽園の海 涼を求めて クラゲ特集

すてきなネーミングです!

長田さん「クラゲを食べながら浮遊生活をしていますが、外敵からも身を守っているという素晴らしい環境ですね。同じカブトクラゲですが綺麗な電飾をお楽しみ下さい。」

すごい!未確認飛行物体のようです。どうしてこのように光るのでしょうか?

長田さん「繊毛(せんもう)と呼ばれる細かい毛が生えていて、その部分がライトの光を反射しているんです。」

楽園の海 涼を求めて クラゲ特集

反射なんですね。

長田さん「クラゲ自体に発光能力はないようです。こちらのツノクラゲも本当にイルミネーションのように、虹色に輝いて見えますね。数万本のせん毛が束ねられて板状になっているんですが、その板を「クシ板」と呼んでます。光を反射していない部分見て下さい。このくし板を動かす事によって、体の向きを変えたり、泳いだりするんです。

幻想的で面白い生き物ですね。

長田さん「涼んで頂けてたら幸いです。」

ありがとうございました。以上楽園の海でした。