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2016年以来、7年ぶりの値上げです。宮古島や八重山など離島地区のタクシー運賃が8月14日から値上げされました。

離島地区のタクシー運賃は、これまで、上限額で初乗り1.167キロで470円でしたが、新運賃では、1.136キロで500円となります。加算運賃は、上限額でこれまで336メートルごとに60円だったのが、463メートルごとに100円となります。

また、今回から走行速度が一定以下になった場合に走行時間を距離に置き換える、時間距離併用制運賃を導入されました。宮古島のタクシー会社では、8月14日午前中から出庫前にメーターを更新するなど対応に追われてました。

今回の運賃改定によって、宮古空港から利用した場合、宮古島市役所まで料金が880円から1000円に。東平安名崎までは、4060円から4900円になります。

宮古島の利用者は「物価が上がっているので、いたしかたがない」と話しました。別の利用者は「免許が無い人からしたらタクシーしかないので、ちょっと高いですね。金銭的にもあるし」と話しました。

石垣島でも同様にタクシー運賃が値上げされ市内のタクシー乗り場では、初乗り500円の車両が並んでいました。今回の運賃改定によって新石垣空港から利用した場合、市役所まで料金が2440円から2900円に。川平湾までは、4660円から5700円になります。今回の料金の値上げは、運転手の労働条件の改善やコロナ禍の影響、燃料高騰による経営基盤の立て直しを目的に事業者が国に申請しました。

値上げは2016年以来7年ぶりで、沖縄総合事務局は運転者の労働条件の改善が適切に図られるよう県ハイヤー・タクシー協会を指導するとしています。

離島地区のタクシー運賃がきょうから値上げ

タクシー料金値上げ 本島はどうなる?

きょうから離島地区は運賃が上がりました。関連して本島地区についてはどうなっていくのかも気になりますよね。ここまでわかっている本島のタクシー料金の改定についてまとめました。

沖縄総合事務局によると本島地区内にはタクシーが2963台あり、このうち92.27%にあたる2734台を保有する76事業者から「新型コロナの影響」や「物価高騰」などのために運賃を改定したいと申請がありました。

各地区にあるタクシー台数のうち7割以上から申請があれば、国が審査をして料金の改定が必要かどうか判断することになっていて、今回は「改定が必要」との判断されています。

ということは今後、本島地区でもタクシー料金が値上がりすることが決まっているということですね。国は各事業者からの申請された内容を基に、現在どれくらいの値上げが妥当か審査をしています。

離島地区のタクシー運賃がきょうから値上げ

こちらが現状のタクシー料金と変更申請のあった料金です。現在は初乗り料金が560円になっているのに対し、申請では590円から610円に上げるよう求めています。走った距離によって加算されていく料金についても、365メートルで70円増加するところを292メートルから325メートルで70円から80円上げるよう申請されています。

初乗り料金が最大で50円上がったり、料金が加算される距離が70メートルほど短くなったりする可能性があるんですね。沖縄総合事務局は10月ごろには値上げを許可する見通しで、早ければ来月にも料金がどれくらい上がるのかを発表すると思われます。

車社会の沖縄で私たちの生活に直結するタクシー料金の値上げはとても気になりますね。今後の動向にも注目していきたいと思います。ここまでタクシー料金の値上げについての話題をお伝えしました。