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健康のためにと50歳から始めた体づくりがきっかけでボディービルに取り組む67歳の男性に密着。大会に出場するようになり、家族の叱咤激励も受け日々トレーニングに励み生涯現役を誓っています。

引き締まった、たくましい肉体。そして表情。シニアボディービルダーとして活躍する仲西勇一さん。169cm・65kg。来月で67歳になります。

仲西勇一さん「いまこれが70kgで自重をはるかに超えているものだから、ここできつくなるまで数セット追い込むと、このきつさがあるから楽しく(大会出場)できる」

50歳からボディービルのトレーニングを始め55歳ごろから大会にも出場するようになりました。好きが高じて自宅につくったジムには県内外で獲得した賞状やトロフィーが数多く並んでいます。いまではパーソナルトレーニングのトレーナーとしても活動しています。

ハッスル!マッスル!!67歳ボディービルダー

仲西勇一さん「胸の筋肉がどう走っているかというと(横に)こう走っているので、それを伸ばしてあげて収縮させる。肩甲骨が寄せることによって開く・収縮する」

その仲西さん、パソコンショップのオーナーでもあります。もともとは写真店を営み、撮影や現像などをしていましたが細やかな作業も得意でデジタル化のニーズに対応しました。

ハッスル!マッスル!!67歳ボディービルダー

仲西勇一さん「写真の編集をパソコンを使ってやっていたものだから、同業者からのパソコン見てくれとか修理を相談させてくれないか、ということが多くて、だいたい12,3年前くらいからパソコンをメインに(仕事している)」

仕事の合間の食事にはボディービルダーの顔がのぞきます。

仲西勇一さん「ムネ肉やササミはタンパク質が摂れるので玄米100g鶏肉100gブロッコリー100gこれを基本にやっている。一番分かりやすくてバランスが良いので」

ハッスル!マッスル!!67歳ボディービルダー

もともと仲西さんはスポーツは好きで得意でしたが、社会人生活の中で不摂生がたたり肥満からくる腰痛や結石など病気に苦しめられました。このままではまずいと体を鍛え直し始めたのが50歳ごろから。その頑張りがボディービルの指導者たちの目に留まり大会出場を進められるようになったといいます。

オダガワフィットネスプログループ 小田川洋司代表「自分から言うと仲西さんの年齢は未知の世界なので、その未知の世界でこれだけ体をつくって大会に出ているというのが自分にとってすごく良いモデルケース。仲西さんみたいな存在がいてもらったら年齢層が上がってきても結構元気な人が増えるのではないか」

ハッスル!マッスル!!67歳ボディービルダー

仲西勇一さん「あくまでも(目標は)いま現在の自分の体が明日あさって半年後、1年後に改善されて良い体で健康になっていると、これから70,80代で体を動かしたりとかいいものを食べてさらに楽しい人生が開けてくるのではないかとそれを訴えたい」

先月末には福岡県で開催された九州大会のマスターズ60歳以上のクラスに出場した仲西さん。4位入賞を果たしましたが目標にしていた表彰台には一歩届かず。悔しさはありましたが、かわいいお孫さんをはじめ家族に応援されながらボディービル選手・トレーナーそしてパソコンショップ経営と奮闘する仲西さん。その表情は充実しています。

息子 勇太さん「とっても生き生きしながらトレーニングもやって生活が充実している感じがするのでとても良いと思う」

ハッスル!マッスル!!67歳ボディービルダー

妻 瑠美子さん「毎回舞台で大会があるたびに(勇一さんを)見ているから、今回は腹筋だが思うように出ていなかった、あらっと思った、そういう点が私には強みがある」

仲西勇一さん「連盟の審判員のジャッジと比べても(瑠美子さんは)大きなずれの無いジャッジをしてくれる。来年は4位でなく3位でなくはっきり優勝を目指してやろうと」

家族の励ましを元気の源にして、仲西さんはさらなる高みを目指します。

仲西さんはトレーニングと食事のバランスをしっかりとって健康になるということが一番と話していた。

健康でいる、いい体でいると周りから褒めてもらえてうれしいとも話していた。うれしいから頑張れるという素直な気持ちも大切ではないか。