激しい雨風にさらされた沖縄は台風の暴風域を抜けましたが空の便や停電など依然として影響が残っています。台風6号は週末に再び本島地方に接近する見込みで警戒が必要です。
花城桜子記者「週末にふたたび台風が近づくとみられる那覇空港では、すれ違うのもやっとなほど混み合っています。設置しているイスだけでは足りず、床にシートを引いて座り込んでいる人もいます」
那覇空港は8月4日も朝から混雑していました。沖縄を出ようとする観光客などがキャンセル待ちや便の変更など飛行機のチケットを求めてカウンターの前に長い列をつくっていました。
栃木から来た観光客「本当は31日に帰る予定だったんですけど延びに延びて、で、きょう今、特別空席待ち整理券を取ったのできのうのうちに、なのできょう乗れるかどうかなというところですかね」
鹿児島へ遠征に行く社会人野球の選手「本当は2日前に行って1日練習して試合だったんですけど、もう練習もできなくて、ぶっつけ本番であした試合なんで、頑張りたいと思います」
8月4日の空の便は那覇をはじめ宮古島や石垣島を発着する路線で少なくとも190便が欠航していて2万5000人近くに影響が出ています。周辺離島を行き来する船は沖縄本島、宮古島のすべての便と石垣島のほとんどの便で欠航が決まっています。船の運航は海の状況を見ながら判断されるため各船会社は最新の情報をホームページで確認してほしいと呼びかけています。
依然として停電が続いています。沖縄電力によりますと8月4日午前11時の時点で全体の7・6%にあたる4万7950戸となっています。本島で8月5日までの復旧を目指して沖縄電力が作業を進めていますが、台風の進路によって状況は変わる可能性があるということです。
大型で強い台風6号は宮古島の北の海上にあってほとんど停滞した状態になっています。今後は強い勢力を保ったまま東にゆっくり進む見込みです。本島地方は再び台風が接近することに伴いまもなく暴風となりそうです。風が強い間は不要不急の外出を控えるようにしてください。