※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

猛威をふるっている台風6号。県内で2人の死亡が確認されるなど人的被害が出ています。また、がけ崩れなどの土砂災害も起きています。

うるま市で8月1日、停電時に住宅が全焼し、89歳の女性がやけどを負って病院に運ばれていましたが、8月2日死亡が確認されました。県内で台風で亡くなった人は2人になりました。また、各地区の消防などによりますと風にあおられ転倒しけがをした人などきょう午後5時現在で少なくとも64人に上っています。

濱元晋一郎記者は「多くの住宅が立ち並ぶ場所の目の前の斜面のコンクリートが崩れ、土砂が流れ出しています。今も徐々に崩れ始めています」と伝えました。

各地でがけ崩れや倒木の被害も起きています。浦添市では8月2日午後5時ごろ、住宅地近くの斜面が高さ20メートル、幅15メートルにわたって崩落しているのが確認されました。また、名護市汀間では国道331号の車線の一部が数十メートルにわたって崩落しました。

金城有芽乃記者は「地元民のみならず観光客にも人気のステーキ店ですがこちら台風の影響でしょうか、大きな看板が横たわっています」と伝えました。

このほか県内では、ステーキ店の看板が落ちたり建物の軒下の天井がはがれ落ちるなど、台風による被害が相次いで確認されました。

県は、8月3日災害対策本部会議を開きこの台風による現時点での被害状況の報告や今後の対応などについて話し合いました。

玉城知事は会議の中で再び台風の影響が出る恐れがあり、県民や観光客などに対し不要不急の外出を避けることや早めの避難などについて「暴風や大雨等への警戒と命を守る行動を最優先に行って頂きますようお願いします」と呼びかけました。

また、船でしか移動できない離島の自治体から県に対して自衛隊に災害派遣要請を求める可能性があると相談が受けたことが報告されました。玉城知事は「状況を確認し必要であれば要請したい」としています。