丸一日以上にわたり沖縄本島を暴風域に巻き込んだ台風６号。現在は、宮古島も暴風域に巻き込みながら西北西に進んでいます。
８月５日以降まで影響が長引く恐れが出てきました。衛星画像でも台風の目がはっきりとしています。沖縄気象台によりますと大型で非常に強い台風６号は８月２日午後６時現在久米島の西南西の海上にあって１時間に１５キロの速さで西北西に進んでいます。台風は勢力を維持したまま８月３日にかけて東シナ海に進み速度が遅くなる見込みです。
このため沖縄地方では台風の影響が８月５日以降まで長引く恐れが出てきました。８月２日夜から急激に強まった雨と風の影響で那覇市で８月２日午前４時１４分に５２．５メートル南城市糸数で５０．６メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また降り始めからの雨量は多いところで那覇空港で３０７．５ミリ、本部町謝花で３０３ミリに達しています。雨雲の発達の程度によっては８月５日以降も警報級の大雨が降る恐れがあり、引き続き厳重な警戒が必要です。
沖縄本島や周辺離島の市町村では、避難情報を出していて、そのうち警戒レベル４にあたる避難指示を少なくても１７市町村でおよそ６８万人に出ています。また、本島を中心に停電が続いていて沖縄電力によりますと８月２日午後５時点で全体の３１．４パーセントとなる１９万８８００戸に及んでいます。
８月３日の空の便については、全日空が４７便、日本航空が４２便、日本トランスオーシャン航空が７０便など、県内を発着する２５４便の欠航が決まっています。今後、欠航便が増えて更に影響が広がりそうです。
最新の台風情報はＱＡＢのデータ放送でご覧いただくことが出来ます。またＬアラートによる各市町村からの避難情報などもデータ放送でお伝えしますのでリモコンの「ｄ」ボタンでご確認ください。今後も、台風情報に確認して厳重な警戒をしてください。