夏の甲子園をかけた高校野球沖縄大会は雨で継続試合となっていた3回戦ひと試合沖縄尚学対エナジックが、きょう行われました。球場も変わり試合の流れも変わる中、ベスト8最後の枠に入ったのは!
おととい、タピックスタジアム名護で始まった3回戦第2シード・沖縄尚学 対 創部2年目のエナジックは沖尚1点リードの2回、2番・糸数幸輝(こうき)3番・玉那覇世生(せお)の連続タイムリーで3‐0、経験に勝る沖尚が試合の主導権を握ります。
ところが3回表、エナジックの攻撃の先頭バッター。断続的に振っていた雨が再び強まり試合が中断。このまま続行は不可能と判断され夏の沖縄大会では初めて日程を改めて行われる継続試合となります。
そしてきょう、天気も会場も変わり3回表から再開された試合。
沖縄尚学 東恩納蒼選手「日曜日は自分が思っているピッチングができていなかったのでフォームを修正しながらやってきました」
沖尚のエース・東恩納蒼は中1日の間で調整し、さらに安定した投球を見せます。一方、エナジックは試合再開のタイミングで2人目としてエース・古波藏虹太がマウンドへ、この交代が試合の流れを変えます。
古波藏のテンポのいい投球にバックも好守備を連発。3回以降、沖尚打線をわずかヒット1本に抑えます。反撃に出たいエナジックは1・2年生だけのチームですがきょうだけで沖尚を上回る4本のヒットを放ちます。
しかし、沖尚のエースが連打を許しません。
沖縄尚学 東恩納蒼選手「自分たちは1年も多くやっていますし、自分たちのほうが全国という舞台を経験しているのでねじ伏せようという気持ちで投げていました」
そして9回には。沖尚レフト・玉那覇のファインプレー。北谷での継続試合はエナジックがやや押し気味でしたが、おとといの名護での3点を守り切った沖縄尚学が準々決勝進出です。
沖縄尚学 東恩納蒼選手「自分たちはもう一回甲子園に戻って良い結果を残せたらいいと思っています」
沖縄尚学がシード校として安定した力を見せた、というところですが、エナジックは1・2年生のみのチームでここまでの試合ができるということで、来年は非常に楽しみですよね。
ベスト8が出揃ったということで準々決勝の対戦カードをみていきましょう。まずは8日土曜日。第1試合は第1シード・ウェルネス 対 糸満、第2試合は小禄 対 興南です。続いて9日、日曜日はきょうの試合に勝利した沖縄尚学とKBC未来が第1試合で対戦。そして第3シード・宮古対名護となっています。
2週間後にはもう、全国一早く夏の甲子園の県代表が決まっているということで早いですね。球児たちの熱戦は速報めざせ甲子園、そしてニュースCATCHYでぜひご覧ください。