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うるま市の宮森小学校にアメリカ軍の戦闘機が墜落した事故から2023年6月30日で64年です。小学校では追悼集会と慰霊祭が行われました。
64年前、1959年6月30日、嘉手納基地を飛び立ったアメリカ軍の戦闘機が石川の町に墜落。周辺の住宅をなぎ倒し宮森小学校に突っ込み、児童11人を含む18人が亡くなる大惨事となりました。
6月30日の朝、宮森小学校では追悼集会が行われ宮森小の全児童と城前小の6年生、そして事故の遺族が出席し、二度と事故が起こらないように、悲惨な出来事を継承し平和を築いていくことを誓っていました。
宮森小6年呉屋明空さん「(事故が)二度と起きないようにずっと平和でいれるようにと思いながら参加させていただきました。喧嘩もなくいじめもなく、自分が平和であったり、周りの人が傷とか痛みにあったらすぐ助けることで、また平和につながっていくと思うので、それを頑張っていきたいと思います」と話しました。
宮森小6年比嘉華蓮さん「これまで学んだことを、もっと平和について考えたり、学んだことを家族とか後輩とか友達とかにも伝えていき、次の世代にも受け継いでいきたいです」と話しました。
その後、石川・宮森630会と遺族会による慰霊祭が行われ、遺族や関係者およそ90人が静かに手を合わせていました。
事故で母を亡くした女性は「同じお家にいて、私は助かって母親が亡くなったんです。本当に6月30日がきたら、悲しい思いをいつもやってる。大変です。」と話しました。
630会・久高政治会長は「多くの方々にいろんな手法でね、いろんな媒体を作ってね、伝えていきたいなというふうに思っています」と述べました。