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先週、宮古島市の海岸で白い浜に黒っぽい砂のような物が混じっているのが確認されました。磁石に近づけるとびっしりとくっつくこの物体の正体とは、一体なんなのでしょうか。
宮古島市の真謝漁港近くの海岸。干潮の時間帯、波打ち際の砂の一部が黒ずんでいるのが確認できます。黒色で砂の粒ほどの大きさのこの物体。これに磁石を近づけてみると、ご覧の通り磁石にびっしりとくっつきます。
黒っぽい色や磁石にくっつくという特徴から砂鉄のようにもみえます。県立博物館・美術館の地質担当の学芸員・宇佐美賢さんによりますと映像を見る限り人工物ではないと仮定すると「砂鉄のように見える」と話しました。
県内で「砂鉄」は、あまり確認されていないような印象がありますが場所によっては「砂鉄」が見つかっているということです。
一方、宮古島の地質に詳しい安谷屋昭さんによると宮古島の地質のほとんどが琉球石灰岩となっているため「宮古島で砂鉄が見つかった事例は今までないと思う」と述べた上で、「砂鉄だとすれば宮古島では珍しいケースだ」と話していました。