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平和学習に取り組む男性が慰霊の日を前に卒業した高校で、後輩たちに平和について一緒に考える講演会を開きました。
県立浦添高校の平和講演会には、この高校の卒業生で県内外で平和についてシンポジウムや講演を行う仲本和さんが講師をつとめ「戦後を迎えぬまま戦前へ」をテーマで行われました。
仲本さんは、事前に生徒たちに行った沖縄戦の実相や戦後の沖縄の状況、そして安全保障問題などについてアンケート結果を見せながら進めました。
そのなかで仲本さんは「平和を維持するためには何が必要か」との問いに「外交」と回答したのが54%だったことに触れ沖縄の生徒は普段から授業で平和について学び、優先することは「話し合いである」との教えからこの回答が多かったと解説しました。
また仲本さんは、基地のある沖縄の現状について生徒たちに問いかけました。新外交イニシアティブ・仲本和さんは「沖縄に生まれたから基地と共存しなきゃいけないのか、諦めて受け入れる必要があるのかどうかを考えなきゃいけない、僕はそれは絶対ないと思う」と話しました。
参加した生徒は「自分自身がこれからどうすべきかを話し合えたらいいと思います」と述べました。
仲本さんは、生徒たちに話し合う大事さについて改めて伝えていました。