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県民に親しまれている歌「月桃」を作詞・作曲した海勢頭豊さんが児童たちに、歌に込めた思いなどを伝える平和講演を行いました。
うるま市立伊波小学校の6年生の児童たちは、2023年4月から地元の戦跡を巡ったり「月桃」の歌詞を読み解くことで沖縄戦の悲惨さや、平和の大切さを学んできました。
学校では6月16日、平和講演の授業を開き講師に平安座島出身の海勢頭豊さんを招き、海勢頭さんが戦後の沖縄の記憶などを児童に伝えました。
海勢頭豊さんは「村のはずれの石垣に、手にとる人も今はいない。でも(家の)主が帰ってくるのを待っているように月桃は花を咲かせていたんです」と述べました。
代表曲「月桃」については、明るい曲調にすることで子どもたちが沖縄戦を歌い継げるようにしたと話し、児童らは、海勢頭さんの話を真剣な眼差しで聞いていました。
講演を聞いた児童は「元気よく歌って行きたいです。」と答え、記者の「それはなんで?」との問いに「海勢頭さんがみんなが力強く、元気に歌えるように歌詞を作ったって言っていたからです」と答えました。
そしてみんなで「月桃」を歌い海勢頭さんに感謝を伝えました。