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迅速な処理を行うため、2023年末までに「耐爆容器」を試験運用したい考えです。不発弾処理などについて県や警察など関係機関の話合いが行われました。

沖縄不発弾等対策協議会は1974年に那覇市の聖マタイ幼稚園の園内で起きた不発弾の爆発事故をきっかけに関係機関が年に1度集まり、不発弾の調査や除去について情報交換や話し合いを行っています。

協議会には県や総合事務局、警察や自衛隊などおよそ40人が参加し、2022年4月から2023年3月までの1年間で県内で135発・2トンあまりの不発弾が見つかり処理したと報告がありました。

また、協議会で以前から検討されていた、5インチ艦砲弾を機械の中で処理することができる「耐爆容器」の試験導入を進めています。

不発弾の処理をするためにこれまで壕を作り、行っていましたが耐爆容器を使うことで誤って爆発したときでも周りへの影響が最小限にでき、また、避難距離が従来の半径88メートルから25・5メートルに大幅に縮小し周辺住民や自衛隊への負担が軽減されると考えられています。

現在、耐爆容器の安全検証まで終わっていますが、今後は振動や騒音の検証をし、早くても2023年12月の試験導入を目指しています。