5月31日から6月1日にかけて沖縄県の石垣島と宮古島に猛威を振るいました。北上を続ける大型の台風2号は、今夜遅くに沖縄本島に最接近する見込みでまだまだ影響が長く続きそうです。
濱元晋一郎記者「普段この時間は多くの人が利用するモノレール駅ですが、強い風の影響で固くシャッターが閉じられています」
駅の構内はシャッターが閉められて改札口が見えなくなり人通りも少なくなりました。台風の影響でモノレールは午後から運休となりました。
利用者女性「(出勤したが)モノレール止まるので今から帰ります。しょうがないですね、台風なので」沖縄都市モノレールは6月2日の運行について夜の状況を見ながら判断する予定です。
沖縄本島の路線バスも6月1日正午以降、全線で終日運休となりました。子どもたちの日常にも台風が影を落としました。沖縄県内ほとんどの公立幼稚園と小中学校、そして、県立学校が休校となりました。那覇市内の学校は6月2日も休校することが決まっています。
空の玄関口・那覇空港は終日休館で暗くなった館内には閉館を知らせる紙が張られていました。那覇を発着する便は全便欠航ですでに一部の便では6月2日も欠航することが決まっています。観光客も翻弄され急なスケジュール変更を余儀なくされました。
兵庫県から来た観光客「美ら海水族館に行って帰りにうるま市寄って帰ろうかなと思っていたが、全部取りやめになると思う」
金城有芽乃記者「風の影響でしょうか、歩行者用の信号機が落ちてしまっています。そして新しい信号機の設置作業が進められてます」
本島地方では歩行者用の信号機が落下したほか道路に倒れた木の撤去作業で通行が一時制限されました。風速25m以上の暴風域に入った宮古島でも被害が出ています。街路樹が倒れたりカーブミラーが壊れたりしていました。伊良部大橋の通行止めが決まり朝から端の入り口が封鎖されました。
台風が遠ざかる石垣島でも影響が残っています。けが人など目立った被害は確認されていませんが、避難所では多い時に8世帯11人が身を寄せました。石垣島と周辺離島を結ぶ船は6月2日も終日欠航で影響が長く続きそうです。