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人体に有害な有機フッ素化合物PFAS汚染の問題をめぐり、この問題に取り組む市民団体が5月25日、県に在沖アメリカ軍の基地内への立ち入り調査を求めるよう改めて要請しました。

5月25日、県庁を訪れたのは宜野湾ちゅら水会のメンバーで、「PFAS汚染源は基地内にあると確信している」として、県にアメリカ軍基地内への立ち入り調査を国や軍に改めて申請するよう要請しました。

宜野湾ちゅら水会・町田直美さんは「宜野湾ちゅら水会としては、これまで環境保全課が実施した普天間基地内の土壌調査やPFAS汚染源調査にかかる専門家会議報告書を踏まえて、(PFASの)汚染源は基地内にあると考えており、宜野湾市内の小学校のPFAS汚染源も基地内にあると確信しています」と述べました。

要請を受けた県の担当者は「県として2019年に立ち入り申請をしていて、機会あるごとに国や軍に伝えている」と述べたうえで、「今のところ軍からの回答はない」ということです。

「宜野湾ちゅら水会」によりますと2023年7月にスイスのジュネーブで開催される国連人権理事会の会議への参加を予定し、「世界へ向けてPFAS汚染の問題を訴える」としています。