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沖縄の芸能を引っ張った照屋林助さんの息子・林次郎さんが営む三線店から三線5丁が盗まれた事件をめぐり行方がわからなくなっていたすべての三線が見つかったことがわかりました。

半世紀以上に渡って三線に向き合ってきた照屋林次郎さんが製作した貴重な三線5丁が無傷の状態で取り戻され沖縄市にある店に帰ってくることになりました。

照屋林次郎さんの店から三線5丁が盗まれた事件をめぐっては住所不定無職の51歳の男が逮捕されていて5月15日夕方から5月16日朝までの間に勝手口のガラスを壊して店内に侵入したとされています。盗まれた三線5丁は合計300万円に相当するということです。警察が盗まれた三線を探していて5月17日には那覇市にある質屋で1丁が発見されました。

5月19日には逮捕された男の知人が経営する沖縄市の民謡スナックに1丁が預けられていました。さらに、5月23日には沖縄市にある別の民謡スナックで残りの3丁を見つけました。

照屋林助三線店・照屋林次郎さん「傷もなく戻ってきてくれてひと安心です。(警察には)とても感謝している。頑張っていろんなところを飛び回って探してきてくれたから。(犯人には)立場が逆だったらどうなのか考えて、犯人には(盗まれた人の気持ちを)わかってほしい」

林次郎さんは事件の影響で6月に東京で予定していた三線の展示会をキャンセルしていました。見つかった5丁の三線は、鑑識で調べた後に林次郎さんのもとに返されます。