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首里城復元に向けた技術検討委員会が開かれ、正殿の外壁などに使われる造作材について一部をイヌマキからヒノキアスナロに変更することなどが確認されました。

技術検討委員会では、防災対策をはじめ、木材や彩色、彫刻など4つのワーキンググループに分かれてさまざまな角度から議論を重ねています。

5月18日に開かれた彩色・彫刻と木材・瓦類のワーキンググループでは、首里城正殿の外壁や霧除に用いるイヌマキの造作材について、原木に節や入り皮などがあり必要な数量の確保が厳しいことから一部の外壁は、湿気に強く、耐久性の高いヒノキアスナロに変更することが確認されました。

このほか、正殿の赤色を表現する塗料、「久志間切弁柄」や「久米赤土」などについては、2022年度確認した仕様を踏まえ、対候性を調べるなど量産化に向けて検討を実施する方針です。

委員会では、2023年度も、国と県が連携を図りながら各テーマに沿って詳細を検討し、首里城の復元に向けて取り組んでいくということです。