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参加者は、「周りからどんな風に自分が見られているのか知るきっかけになった」ということです。視覚に障がいのある人が自分で簡単にできるスキンケアを学ぶ講座が南風原町の盲学校で開かれました。

スキンケアの講座で講師が「スーッと上に。横に滑らせて耳の横から下ろします」と伝えました。

この講座は、視覚に障がいがある人にも自分でできるスキンケアの方法などを身につけることで自信を持ってもらいたいと化粧品メーカーの資生堂が開いたもので、県立盲学校の寄宿舎で生活する生徒10人が参加しました。

生徒たちは、講師の声を頼りに自分の指を顔に当てながらスキンケアや頭皮マッサージの方法を実践します。普段あまり馴染みのない化粧品などを前にして少し緊張ぎみだった生徒たちも徐々にリラックスし、実践を通して、肌を健やかに保つためのスキンケアの大切さを学びました。

県立盲学校1年・屋宜水季さんは「いつも顔を洗っている以上にきれいになったと思います。」記者の「お肌つやつやですよ?」との問いかけに「ありがとうございます」と答えました。

県立盲学校1年・島當伸一郎さんは「顔のケアとか化粧水も塗ってはいるんですけれど、やり方がよくわかっていなかったので、マッサージとか今日からやってみようかなと思っています」と述べました。

県立盲学校3年・宮城翔さんは「香りも気持ちよかったですし、周りからどんな風に自分が見られているのかなと知るきっかけになって、とてもよい時間になりました」と話し、記者の「気持ちよかった」との問いに「はい、特に頭皮にやるあの感覚は忘れられません」と答えました。

生徒たちは、身だしなみを整えることで肌も整い、心地よく過ごせたようでした。