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6月からの値上げが事実上の決定です。政府は物価問題の関係閣僚会議で大手電力7社の家庭向け電気料金の値上げについて認める方針を固めました。沖縄電力だと標準的な家庭で月額1000円近く値上げすることになります。
沖縄電力・本永浩之社長「燃料がもうこれまでにないぐらいのですね、高騰をいたしました。それを料金で回収できればいいんですけれども、この回収できない状況が去年の4月からずっと続いていたわけなんですね。(電気の)安定供給に支障が起きるんじゃないかなっていう危機感から値上げの申請をさせていただいた…」
家庭向けの「規制料金」について沖縄電力は燃料価格の高騰を理由に値上げを国に申請していて、これまで経済産業省や消費者庁で協議を進めてきた結果、5月16日に開かれた物価問題の関係閣僚会議で値上げが了承されました。
沖縄電力の値上げ率は申請当初の39・3%から「33・3%」に圧縮されています。ただ、国による補助などを加味すると1カ月あたり260キロワットアワーの標準的な家庭の場合、7月の請求分は9265円で申請前と比べて951円高く11・4%の値上げ幅となっています。
沖縄電力・本永浩之社長「今後も丁寧な説明に努めてまいりたいと思っております。あらゆる機会を通じて、お客様との接点をこれまで以上に増やして、今回の値上げの内容について、丁寧にご説明をする機会を増やしていきたいと思っております」
沖縄電力はすでに料金の修正を国に提出していて経産省から認められると6月の使用分から値上げが実施される見通しです。