続いては琉球ゴールデンキングスです。西地区6連覇を達成したキングスは、日本一をかけたチャンピオンシップのクォーターファイナルで西地区3位・ワイルドカードで出場している名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦。ホームの後押しを受け、セミファイナル進出を決めました!
熱気高まる沖縄アリーナで始まった悲願の日本一を目指すチャンピオンシップ。先に2勝し、セミファイナルへ進むために鍵となる先週金曜日の第1戦は前半、平均得点がリーグ全体で2位を誇る相手の強力な攻撃陣に苦しめられます。
元キングスで日本代表にも入っている須田侑太郎の3ポイント。速攻などでリードを許して前半を折り返します。後半、奮起したのは今村佳太。
琉球ゴールデンキングス 今村佳太選手「去年のチャンピオンシップで非常に悔しい思いをして僕自身もまだまだ未熟だったしやりきれなかったという後悔があるので」
そして、リング下はジャック・クーリー(今村3Pからのクーリーリバウンド キングス54点目)(クーリーリバウンド キングス60点目 バスケットカウント)キングスが逆転して第3Qを終えます。
しかし、第4Q、名古屋に再び逆転を許し、試合は最終盤までもつれます。(名古屋70点目逆転 クラーク)ここで気を吐いたのが!
残り3分半、3点ビハインドから。(今村佳太3ポイント80点目)そして、2点リードの残り35秒。(今村佳太3ポイント87点目)日本一に届かなかった去年の雪辱を誓っている今村!この日7本目の3ポイントを沈め、勝負を決めました。
キングスが一進一退の激戦を制し、第1戦をものにします。
今村佳太選手試合後「悔しさを感じたのはまだまだ先の舞台なので一喜一憂することなく自分たちがやるべきことを明日もやり続けたい」
そして迎えた翌日の2戦目。チームを後押ししようと大勢のファンが詰めかけました。そのエールに応えるかのようにキングスは序盤から攻守で好プレーを見せ会場を沸かせます。
次々と3ポイントシュートがゴールネットを揺らしていきます。リバウンドでも競り勝ち得点を重ねていきました。後半も試合の主導権は渡さず7番アレン・ダーラムはこの日30得点の活躍。途中出場の選手たちが次々と見せ場をつくり選手層の厚さも改めて示しました。
対する名古屋も須田侑太郎が終盤、3ポイントを連続で決めるなど反撃をみせましたがホームアドバンテージを背に安定した試合運びを見せたキングスが2連勝でセミファイナル進出です。
桶谷HC「キャプテンやヘッドコーチがリーダーシップをとるのではなくそのタイミングでいろいろなリーダーが出てくるというのがこのチームの強い要因」
キングスはセミファイナルもホーム沖縄で同じく連勝で勝ち上がってきた横浜を相手に20日初戦を迎えます。