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新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行したことで幅広い医療機関で新型コロナの患者が受け入れられるようにするため地域のクリニックなどに沖縄県が協力を求めました。

沖縄県保健医療部・糸数公部長「新型コロナの感染症法上の位置づけが変更され医療体制につきましては、これまでの限られた医療機関および特別な対応から、これからは幅広い医療機関による自律的な通常の対応に移行することになりました」

沖縄県は5月10日夜に新型コロナの5類移行に伴う医療体制について県内の診療所やクリニックなど医療関係者に向けた説明会を開きインフルエンザと同じように外来や入院の対応をとってほしいと協力を求めました。

現在、県内にある医療機関のうち診療や検査で新型コロナの患者を受け入れられるところは全体の3割程度に留まっているとみられていて県は冬に起きる可能性が高いインフルエンザとの同時流行に備えて対応できる医療機関を2倍に増やしたい考えです。

説明会に参加した医療関係者からは県が担っていた入院などの調整を現場の医療機関で連携してできるのか戸惑いがあるといった声があがっていました。県は今後、医療機関の疑問や不安の解消に取り組みながら体制を整えていく方針です。