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7月末までに判断が示される見通しです。ただ、これまで同様の申し立てについて県の主張は退けられています。辺野古新基地建設の埋め立て予定海域に生息するサンゴの移植をめぐり、総務省の第三者委員会による審査が始まりました。
国地方係争処理委員会の菊池洋一委員長は「5月1日付けで沖縄県知事からありました審査の申し出につきまして、国地方係争処理委員会を開催しました。今後、農林水産大臣による是正の指示についての審査の手続きに入ることといたしました」と述べました。
国と地方の争いを仲裁する総務省の第三者機関である国地方係争処理委員会は、辺野古新基地建設にかかるサンゴの移植を巡り、農林水産大臣が移植を許可するよう県に是正指示を行ったことは『国の違法な関与』にあたるのか審査を始めました。
委員会では2023年5月17日までに農水大臣に対して答弁書を求めました。また、玉城知事に対し反論書と県の定める移植の審査基準に防衛省の申請が適合していないと主張する範囲を提出することを求めています。
サンゴの移植をめぐっては、2023年3月、農水大臣が県に移植を許可するよう是正指示を出していて、玉城知事は2023年5月1日、「是正の指示を受けるいわれは一切ない」として、委員会に不服を申し出ていました。
ただ、これまで同様の申し立てについて県の主張は退けられています。委員会では2023年7月末までに判断を示す予定です。