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事故の原因究明のカギとなるフライトレコーダーが回収されたということです。陸上自衛隊の幹部ら10人を乗せたヘリコプターが宮古島の周辺で消息を絶った事故で、5月2日サルベージ船によって機体の一部が引き揚げられました。

町龍太郎記者は「午前11時45分です。事故現場の海域ではたった今、サルベージ船によって海底に沈んでいたヘリの機体の一部とみられるモノが引き揚げられています」と伝えました。

陸自ヘリが消息を絶った事故で、5月2日午前11時45分ごろ、伊良部島から北側およそ6キロの海域で民間のサルベージ船「航洋丸」によって海底に沈んでいたヘリの機体の一部が引き揚げられました。機体を乗せたサルベージ船はその後、午後2時すぎに、平良港に入港しました。自衛隊は船の上で引き揚げた機体の水を抜いて、取り残された隊員がいないか確認していました。

関係者によりますと事故原因を究明するためのフライトレコーダーが回収されたということです。

一方、もう1隻のサルベージ船「新世丸」は、事故現場の周辺海域に残りまだ海底に残されている機体の一部の引き揚げに向けて作業を行っていました。

5月3日以降、海底で見つかっている機体のほかの部分についても引き揚げ作業が行われる見通しです。

自衛隊ではこれまでにヘリに乗っていた10人のうち、6人の死亡を確認しており、引き続き残る4人の捜索を続けています。