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楽園の海案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです本日のテーマは「圧巻!今が旬の〇〇大集結!」今回はこの時期にしか見られない光景を撮影しに行って来ました。VTRを見ていきましょう。

朝7時です、プレフリ号に乗って出港の準備をします。ダイバーの朝は早いんですこの日は5時起きだったので少し眠かったです。船長は、いつもお世話になっている中谷宗一郎さん。宜しくお願いします。

那覇の港を出て、およそ50分後にポイント到着。沖縄本島から7km沖にある場所で潜ります。ここは流れがあるなどの上級者限定のポイント。アンカーを入れないドリフトスタイルでのダイビングです潜るのはダイビング上級者の方たちです。

水中の透明度は25mとまずまず。ようやく水深40mの水底が見えて来たところでお迎えしてくれた魚はテングハギモドキです。体長は35cm。地味な色の魚ですがこれだけ数がいると圧巻ですよね。。すごい!川の流れのように群れで泳いでくれるので、思わず撮影しちゃいます。

楽園の海 圧巻!〇〇が大集結!

よく見るとテングハギモドキの群れに白っぽい個体が。これは全部同じテングハギモドキです。オスとメスで色が違うわけではなく1匹で自由自在に体色を変化させることができる魚なんです。ダイバーがなにかを指してます。ロウニンアジの登場です。シルバーメタリックでカッコいい魚ですよねその名の通り堂々たる風格です。

体長は60cmほど。中層を徘徊していたのでテングハギモドキを狙ってるのかもしれません。水底に見えてきたこのブロックのようなものは漁礁です。このような場所に魚が集まってくるんです。

その近くには、さらに大きなロウニンアジ。体長70cm。すごい迫力!その頭上にはテングハギモドキの群れ。襲いかかるチャンスを伺いながら、ひたすら周りを泳いでました。漁礁がたくさんある場所では・・・魚もいっぱいいますねこの魚たちはイスズミやヒメフエダイ。今回紹介したい魚は、まだ登場してません。

再度登場のテングハギモドキ。この日は、至る所で川にように流れてました。その群れの下に、ようやく御目当ての魚がいました。ハマフエフキです。体長は40cm。沖縄ではタマンと呼ばれていて釣り人には有名な魚です。ハマフエフキの周りには、10匹ほどのロウニンアジ。

楽園の海 圧巻!〇〇が大集結!

タマンも狙っているようです。ダイバーも良い写真を撮りたいため、タマンの群れに向かって泳ぎます。

タマンの数!こんな大群は初めて見ました。 どこの海でも見られる魚なんですが、これだけの数が集結しているシーンは世界中の海を探しても、他には無いと思われます。タマンは数万匹から数十万匹はいると思われます。ここにいつもいるわけではなく毎年3月の終わりから5月初めまでのおよそ1ヶ月半見た目でオスメスの区別がつかないので詳しいことは分かりませんが、繁殖のために、この時期だけ集まっているんだと思われます。

ロウニンアジと同じく、獲物としてタマンを狙っていたのは、カマストガリザメ。体長1m80 cm。食物連鎖の頂点はやはりサメなんでしょう今の時期しか見られない「圧巻の絶景」を堪能する事が出来ました。上級者のみのダイビングとなってしまいますので、初心者の方は映像で満足していただけたら幸いです。GWいっぱいまでは、見られそうですので興味のある方はぜひ!

楽園の海 圧巻!〇〇が大集結!

取材協力  沖縄ダイブ・リンカー