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沖縄県糸満市の平和祈念公園にフランスのアーティストSAYPEが手がける平和へのメッセージを込めた巨大な地上絵が完成しました。

お互いを離さないようにかたくつながれた4本の手が描かれています。そのうちの1人の腕にはめられたデジタル時計は「6時23分」になっていて”慰霊の日”をあらわしています。

沖縄戦最後の激戦地、糸満市摩文仁の平和祈念公園に出現した巨大な地上絵は横200m・縦25mにもなり4月21日から4日間かけて制作されたものです。

紛争や人種差別などを乗り越えた地域をまわりながら平和を発信する絵を2019年から描き続けているフランスのアーティスト、SAYPEさんによる「BeyondWalls」というシリーズの17番目の作品です。

G7サミットにあわせて初めて日本ツアーが開催され、沖縄をスタート地として長崎や東京などでも活動する予定です。

SAYPEさん「平和を守るために若い世代を巻き込むのが大事。平和っていうのは当たり前じゃない。平和には努力が必要だという事を伝えたい」

作品は環境に優しい材料が使われていて2週間ほどで消えてしまうということです。