※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

北朝鮮の軍事偵察衛星の発射に伴う破壊措置準備命令で自衛隊は地対空ミサイル・PAC3の配備を県内で進めています。4月23日から石垣島や与那国島の空港に自衛隊の輸送機が相次いで飛来しました。

新石垣空港には4月24日午後8時ごろ航空自衛隊のC2輸送機1機がミサイルの発射装置とみられる大型車両を運び込みました。火薬類の搭載を示す表示もあった大型車は自衛隊の先導で空港を後にし、陸上自衛隊の駐屯地に向かったとみられます。

入松田通信員は「現在11時半です。与那国空港に自衛隊の輸送機が着陸しました」と伝えました。

また4月25日午前11時半ごろには与那国空港にも輸送機が飛来しミサイル関連とみられる車両1台をおろしました。ミサイル部隊の輸送に伴う与那国空港への飛来は3日連続となり、空港を出発して車両は、久部良の集落を通って陸上自衛隊の駐屯地に入り、上空からは、運び込まれているミサイル発射装置などが確認できました。

島には4月25日午後5時前にC2輸送機が飛来し2回目の機材搬入がありました。与那国町の糸数健一町長は島へのPAC3配備を評価し、島への常駐を求めました。

糸数健一与那国町長は「できればこのまま撤去・撤収しないでこの島においてほしいいつでもすぐ、即時に対応できるように」と述べました。

また自衛隊は本島からのミサイル部隊輸送を計画していましたが、港の管理事務所などによりますと那覇港や中城湾港はすでに民間船の使用が決まっていて、バースが埋まっているということです。

また、関係者によりますとアメリカ軍の港を使った輸送計画はないということで自衛隊は民間港の利用の見通しが立たないことから、空輸を中心に機材の輸送を続ける方針です。

自衛隊は4月25日、宮古空港の使用も予定してます。自衛隊は那覇基地を拠点にミサイル部隊を空輸しているとみられ、4月25日も輸送機が与那国島に向けて離陸する様子が確認されました。