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陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島周辺で消息を絶った事故で自衛隊は4月18日見つかった隊員とみられる1人の引き上げを急ぐとともに行方がわからなくなっている4人の捜索を続けています。
池間島と伊良部島の間では自衛隊や海上保安庁の船が行き来したり、自衛隊員が乗ったゴムボートが漁港から出たりするなど4月19日も朝から捜索が続けられています。
自衛隊は、4月18日、伊良部島の北側およそ6キロの海底で行方不明5人のうちの1人を新たに発見しました。また3日前に海中の機体の中で見つかっていた5人のうち、最後に引きあげられた男性隊員1人の死亡も確認されました。自衛隊は、4月18日機体付近で見つかった1人の引き揚げと残る4人の捜索を行っています。
ただ、潜水艦救難艦「ちはや」は燃料や飽和潜水のためのガスなどを補給するためアメリカ海軍・ホワイトビーチに寄港したため、飽和潜水による捜索は4月20日以降になる見通しです。
事故の原因究明につながるフライトレコーダーが海での墜落を想定した仕組みになっておらず回収が困難になっています。
防衛省関係者によりますと陸上自衛隊のヘリで、は洋上を飛行していた時の事故を想定していないため海に墜落などした場合にフライトレコーダーが自動的に浮き上がって位置情報を発信するといった発見しすい仕組みになっていませんでした。航空自衛隊や海上自衛隊のヘリだとフライトレコーダーを機体の外側に着けるなど万が一の事態が起きた時に見つけやすい仕組みになっているということです。
防衛省が4月18日自民党の部会で説明していてフライトレコーダーが発見されなければ事故の原因究明が困難になる恐れがあります。