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陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島周辺で消息を絶った事故で、自衛隊は16日、海底での捜索活動、「飽和潜水」を再開し機体と5人の隊員の引き揚げ作業をしています。
中継で濱元晋一郎記者は「捜索現場近くの池間島です。16日も朝早くから4隻から5隻の自衛隊の船や海上保安庁の船が宮古島北側の海上を捜索しています。16日午前、深海で捜索に当たる「飽和潜水」が始まりました。その後、隊員5人と、損壊したヘリコプターの一部が見つかったという情報があり、「飽和潜水」を行っている潜水艦救難艦の船上では、ブルーシートで一部を覆うような場面もありました。また先ほど、海上保安庁の船が自衛隊の潜水艦救難艦と接触するような様子も確認しました。関係者によると、引き上げた隊員を港まで運ぶ役割を海保が担うということです」とリポートしました。
松村かれん記者が「行方不明となったヘリの隊員が見つかった現場では自衛隊の船による捜索が続けられています。午前中から飽和潜水も行われていて発見された5人の引き揚げ作業が行われています」とリポートしました。
防衛省によりますと、自衛隊は、16日水圧が高い深海での捜索を可能にする「飽和潜水」を午前中から実施し伊良部島の北およそ6キロで、破損したヘリコプターの一部と隊員5人を引き揚げる作業を行っています。
5人については、救助のあと身元確認作業が行われ第11管区海上保安本部の巡視船で平良港に移送されることになっています。5人の引き揚げと同時に発見に至っていない隊員の捜索が、引き続き行なわれる予定です。