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3年後の完成を目指している首里城正殿を復元する工事が天候に左右されないよう雨や風から守る「素屋根」を造る作業が進められています。正殿の再建に向けた首里城の作業が報道陣に公開された4月11日は正殿を覆う「素屋根」の建設に必要なメインの梁となる大きな鉄骨をクレーンで吊り上げて取り付けるなど骨組みを組み立てていました。

「素屋根」は雨や風を避けながら工事を進められるように正殿を守るための仮設の建物で南北42メートル、東西33メートル高さ25メートルの大きさです。木材倉庫に隣接しているため「素屋根」が完成したあとは加工した木材を直接、再建の現場に運び込めるようになります。

沖縄総合事務局開発建設部江崎秀明・営繕監督官「素屋根が順調に進むことが正殿の工事の第一歩となりますので確実に着実に進めていきたい」

鉄骨が組み立ててられた後に壁や屋根を取り付けることになっていて「素屋根」の完成は夏ごろになる予定です。

正殿ができあがるまでの工程を見られるようにする「見学エリア」も設置され、色が塗られる前の”木の素材のままの正殿”を見られるようになるということです。