※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った海域の近くで4月8日に「人のようなものが浮いている」という旨の通報がありました。捜索は4日目に入っていますが依然として、搭乗していた10人の安否はわかっていません。

第11管区海上保安本部によりますと、宮古島市の西側に位置する伊良部島の北側にある海岸付近で4月8日に「人のようなものが浮いている」という旨の通報が一般の人から自衛隊に寄せられました。自衛隊から連絡を受けた海上保安部が明らかにしたものです。

熊本県に司令部を置く陸自のヘリ「UH60」は第8師団長をはじめ10人を乗せて4月6日午後に宮古島周辺を偵察飛行していた最中に伊良部島と池間島の間で消息を絶ちました。

行方がわからなくなった直後から自衛隊や海上保安部などによる24時間態勢の捜索が続けられていますが、依然として10人の安否がわかっていません。捜索が行われている場所は「イグアナ岩」と呼ばれる急な崖になった絶景スポットとして知られる場所です。

通報を受けて以降、海保の航空機が現場上空を飛行したり、陸では小型ボートを用意してダイバーを待機させたりするなど、緊迫した捜索が続いています。