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防衛力を強化しようと政府が進める「南西シフト」に反対するとともに沖縄を「戦場の島」にしないために必要なことを考える講演会が開かれました。
国際関係学を専門とする琉球大学の星野英一名誉教授は3月29日、那覇市で開かれた記念講演で自衛隊の先島配備中止などを訴え、沖縄を再び「戦場の島」にしないための提言を行いました。
提言では沖縄をアジア太平洋の国々を結びつける「津梁の島」とすることや、日本、アメリカ、中国が協力して平和的な手段で台湾危機を回避することなどを求めています。
星野名誉教授は隣国である中国との経済関係は切り離せるものではないとしたうえで、ミサイルや核兵器を持つ「抑止力」を信じる人たちにも外交などによる関係構築の重要性を知ってもらうことも必要になると訴えました。