玉城沖縄県知事は3月30日に会見を開き5月8日から新型コロナの感染症法の位置付けが5類に移行することを受け移行後の県の対策の方針を発表しました。
玉城知事「医療体制の確保や高齢者などへの医療提供体制に力点を置いた沖縄県における5月8日以降の対応を決定しましたので県民のみなさまへお知らせいたします」
新型コロナの感染症法の位置付けが5月8日に現行の「2類相当」から「5類」へと引き下げられることを受け移行後の県の対応などが発表されました。
5月8日以降、法律に基づく外出自粛が求められなくなるためこれまで行われていた宿泊施設を使って療養することがなくなります。そのほか、接触者PCR検査センターや一般の無料検査なども終了します。
一方で、発熱相談や医療機関の案内などを行う発熱コールセンターなどは継続されることになっていて幅広い医療機関で新型コロナの受診ができる体制の構築などを新たに目指すということです。
玉城知事「県としては5月8日以降も県民の生命と健康を守りながら平時の社会を取り戻すことができるよう、医療従事者をはじめとする関係者のみなさまと連携し、必要な取り組みを継続するなど感染対策に引き続き取り組んでまいります」
沖縄 新型コロナ新たに91人感染 前週より21人下回る
新型コロナの新規感染者が3月30日は前の週の同じ曜日を下回りました。沖縄県によりますと3月30日の新規感染者は91人で先週より21人減りました。重症化リスクの高い人に限定した人数は16人でした。感染者の累計は57万7418人となっています。
直近1週間の新規感染者は496人で人口10万人あたりだと33・39人となりました。3月30日時点で中等症14人を含む入院患者は20人で重症患者はいません。病床使用率は3・1%となっています。自宅療養者の推計は445人で宿泊施設で療養している人は27人、療養先を調整している人は4人となっています。