楽園の海案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。本日のテーマは「与那国島で大物狙い」です。ワクワクします。
今回は、与那国島で2mオーバーの生き物を狙って潜って来ました!お世話になったのは、サーウェスヨナグニさん。
まるでポップアートのような明るい色の船ですね!
幸せを運んでくる黄色いボートに乗り込みます。ガイドは、真謝 正太朗さんお父様は与那国島の海底遺跡を発見した喜八郎さんで25年以上前からお世話になってますがその当時小学生だった正太朗さんに案内して頂きます」
たくさんの方々が乗船されています。この日は9名のお客さんと一緒に潜ります。見るからに深そうなどっしりとした色味の海ですね。
この時期に大物狙いで潜る場所は、日本の最西端の西崎灯台を中心としたエリアです。まずは水深10mに集合。正太朗さんはダイバー1人ずつとアイコンタクトをしながら安全確認を行います。水底が全く見えない所ですからね。
いつもの楽園の海とは違うふかーい海です、この時点で、上級者のダイビングスタイルだというのがお分かりですね。全員揃ったところで、ゆっくり水深を下げていきます。水深20mで体長2m以上の大物登場!うっすら見えてきました
15匹ほどの群れです。そう、大物とは・・・ハンマーヘッドシャークの事でした!この冬の時期に、与那国島周辺に近づいてくるんです。
ハンマーヘッドシャークって、あの頭がハンマーの形の?
そうです、和名はアカシュモクザメ。さらに30匹ほどの群れにも遭遇。
ほんとだ!すごいです!
運が良ければ1ダイブ30分の潜水中に、2回から3回近づけるチャンスが訪れます。
ガイドの正太朗さんの向こうには、50匹ほどの群れ。大迫力です。
いつものサンゴ礁とは違う海、長田さん撮影は大変なのではないでしょうか?
おじさん頑張って泳いでますが、徐々に遅れを取ってます。カメラ持って泳ぐの、なかなか体力いるんですよ。
でも、かなりハンマーヘッドシャークにしっかり接近して撮影されていますね!
真下にいたのは、群れの最後尾。このアングルだとハンマーの形がハッキリと分かります。
大迫力ですね!
この映像は、正太朗さんが撮影してくれた私の撮影風景なんですよよく見ると・・・群れに向かって泳いでいく角度、失敗してます。。。もっと右の方へいかないと。横から突っ込むと、群ごと徐々に離れていってしまいます。
こんなに群れに近づいて危なくないのでしょうか?
さすがにぶつかると怒るかもしれませんが今まで襲われたという報告は聞いたことがありません。
安心しました!
ハンマーヘッドシャークも泳ぎがとても早いので、撮影はなかなか思い通りにはいきません。できればもっと迫力ある映像が撮りたかったです。
こちらは今年産まれたばかりの赤ちゃんだと思われるハンマーヘッドシャーク。1mあるかないか。単独で泳いでいる事が多く、ダイバーに興味を示して近づいてくる事もあるんです。
ラストダイブは水深30mで遭遇。この日は3本潜ったんですが、全てのダイビングで遭遇することができました。
今回、透明度は15mほどと、あまり良くないコンディションでした。
十分美しい海だと思っていましたが、言われてみれば何となくおぼろげですよね。
普段の良い状態、透明度30mを知っている分、気になっちゃうんです下から見上げるシーンも少しだけ撮れたんですが、もうちょっと近づきたかったです。
迫力ある映像が撮れなかったので、個人的には満足はしてません。反省ばかりの3ダイブでした。
そうなんです、前日まで4連敗していたダイバーもいたので、よくよく考えたら出会えただけでも幸せですよね。
でもみなさま、テンション上がってますね?
運が良ければ100匹以上の群れに遭遇する事もある与那国島の海。ぜひリベンジしたいです。