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世界のバリアフリーについて考える機会にしてほしいと20日、うるま市の高校で講演会が開かれました。

講師は車椅子トラベラーとして世界中を旅する三代達也さんで前原高校の1,2年生およそ600人に介助者なしで9ヶ月かけて世界一周を成し遂げた体験を伝えました。

三代さんは、楽しく、丁寧に旅する中で出会った人々とのエピソードを紹介しながら、「世界共通のバリアフリーは“人”。互いに助け合うことで喜びを分かち合うことができる」と強調しました。

三代さんは「なんでもいいんだよ、声かける方法なんて。でもさ、声をかけられ人は助かったとするじゃん。その人、人生変わるかもしれないんだよ」と述べました。

生徒は「(海外は)小さいバーでも大きいトイレがついていたり、バリアフリー化が沖縄よりも進んでいて、沖縄はまだ遅れているなと思いました。困っている人を見かけたら通り過ぎてしまうことが多かったので、これからもっと声をかけていこうと思いました」や「たくさん旅行とかいい人たちに巡りあって三代さんとても幸せそうだなと思って。車いすとかは関係なくて、挑戦することが大事だと思いました」と話していました。

障がいの有無に関わらず誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けて、できることは何か、生徒たちは真剣なまなざしで三代さんの話しに聞き入っていました。