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QABのアナウンサーが県内各地を歩き魅力を発見する「お散歩プラス」です。今回は、竹富町の黒島を玉城アナが巡ってきました。

玉城アナウンサー「人口よりも牛の数が多い黒島、恒例のまつりといえば!そう、牛まつりです。新型コロナウイルスの影響で、3年ぶりの開催となったまつりの魅力を堪能してきました」

お散歩プラス。今回の舞台は石垣島から島を渡り黒島牛祭りの魅力を体感します。石垣島の南南西、フェリーで30分ほどの位置にある黒島は見渡す限り牛!牛!牛!

島の人口200人に対し牛の数3000頭以上と島民よりも牛が多い「牛の島」として知られています。

黒島で育った子牛は、全国各地のブランド牛産地で肥育されたのち、「石垣牛」や「松坂牛」など名だたるブランド牛として出荷されます。

玉城アナウンサー「牛の島。黒島にやってきました~」

この日は島の一大イベント「牛まつり」が3年ぶりに開催されるとあって、見渡す限り人!人!人!大勢の人でにぎわうまつり会場から今回のお散歩はスタートです♪

案内人は島でそば屋を営む 根中明(ねなかあきら)さんです。しかし出会って早々忙しい様子・・・

根中明さん「そろそろまつりが始まるので僕ちょっと(物を)取りにいかないといけない」

玉城アナウンサー「大丈夫ですか」

根中明さん「何かバタバタしていますけどよろしくお願いします」

玉城アナウンサー「また根中さんのことを探しながら私も私の方でまつりを堪能したいと思います」

お散歩プラス#33 竹富町 3年ぶりの開催”黒島牛まつり”

根中さんが忙しいのもそのはず、まつりのモットーは「島民ひとりひとりが実行委員」

子どもからお年寄りまで、それぞれに持ち場や役割が割り振られ、中でも、グルメコーナーでは牛4頭分、実に2500食分の調理にあたる人たちの姿がありました。

牛飼いの男性「(Q.どういう気持ちで混ぜている?)おいしくな~れと思って混ぜています」

女性「(この人)校長先生!」

玉城アナウンサー「今回、参加されるのは…」

校長先生「初めてになります」

女性「きょうは校長先生こきつかおうと思っています」

校長先生「はい。がんばりま~す」

2020年以来、島の人々も待ちわびていた牛まつりは、今回で30回目の節目でもあります。

女性「3年ぶりなのでみんな(作り方を)忘れちゃって。でもね、やっぱり島の味わい、体が覚えているので…」

玉城アナウンサー「30年経っても変わらないものはなんですか」

宮澤さん「あのニンジンを見て頂いたら分かるようにハートじゃないですか」

島の人の思いが詰まったメニューは、牛汁に牛丼に、もも焼きと…さすが、牛の島です。

お散歩プラス#33 竹富町 3年ぶりの開催”黒島牛まつり”

食べている様子を見ているとなんだかお腹がすいてきたので、私もまつりのグルメをいただきました♪

玉城アナウンサー「もーうしあわせ(モー、牛あわせ)」

思わず牛ギャグが飛び出すほど、堪らないおいしさでした!お腹を満たしたところで、仕事がいち段落した根中さんと合流し、まつり会場を回ります。

根中明さん「これは多分ZOOZOOナンバーズ何番にうんちするかというのをあてるんです!」

玉城アナウンサー「牛がですか?ズーズーってちなみに…」

根中明さん「黒島の方言でうんこっていう意味です。番号のどこにするか当たったら景品がもらえます」

玉城アナウンサー「え~おもしろい」

1番から9番のどのレーンにどの順番で牛が糞をするか予想するゲームに私も挑戦してみることにしました。

玉城アナウンサー「フィーリングをいただいて私も的中させたいと思います。お願いします本島から来ましたQABです。めっちゃ見てますね。5、6、7にしましょうかね。この子の耳に5、6、7とあったので」

根中明さん「完全にフィーリングで決めましたね。寒いんで意外とトイレが近いかもしれない」

玉城アナウンサー「やってほしい~」

牛の糞を今か今かと待つ人々を前にズーズーナンバーズスタート!

玉城アナウンサー「5番5番!」

根中明さん「面白いですね。うんちする瞬間をこんなに固唾をのんで見守るってなかなかないですよね」

緊張感が伝わったのか待てど暮らせど…なかなか出ません。30分ほど経過し、牛に声援を送るのにも少し疲れてきた…その時!

玉城アナウンサー「あ~3番!根:3番でしたね!3番に一回して外れちゃった」

想的中とはなりませんでしたが、糞を待ちわびるというなかなかできない経験をすることができました。

お散歩プラス#33 竹富町 3年ぶりの開催”黒島牛まつり”

その他にも、牛の体重を想像し予想する体重当てクイズや、アームレスリングペアで協力し、干し草ロールを乗り越える「ジャンプDEラブロール」など誰もが気軽に参加できるのも、まつりが賑わう理由の一つです。

まつりも終盤。しかし、会場のボルテージはあがりっぱなしです。それもそのはず、牛まつりのメインイベントはここからです。

「牛1頭当てたいか~!家に帰って帰る準備はできてるか~!家に持って帰る段取りはできてるか~!」

プログラムの最後は牛まつり名物大抽選会、旅券やヤギなど様々な景品が当たるもので、1等の商品はなんと、牛まるまる1頭!

フェリーの乗船券と合わせて購入できる抽選券を片手に誰もが自分だけの牛を夢見て参加します。

黒島牛まつりスタッフ「夢の牛当たったのは1007番!!!

倍率なんと2200倍の中から、今回夢の牛を獲得したのは、千葉県から島を訪れていた男性でした。

千葉県から島を訪れた男性「(Q.率直に今の気持ち聞かせてください)最高です。幸せです。一緒に帰りたい?」

大盛況で幕を閉じた黒島牛まつり、お客さんだけでなく、島の人たちにとっても特別な一日となっていました。

お散歩プラス#33 竹富町 3年ぶりの開催”黒島牛まつり”

玉代勢さん「島は元気だって。活性化につなげられたらって大成功だったと思います」

又吉清眞さん「やっぱり僕は人の笑顔が宝物だなと思います。今の世の中というのはやっぱりいろんな面で寂しいニュースがたくさんある自分なんかの小さい島からでもいいから笑顔を発信できたらいいなと思う。笑顔が一番です」

会場には片づけを行う根中さんの姿もありました。

根中明さん「1番は島の人たちが仲よく輪になって楽しむことと観光客の人たちも一緒に楽しんでもらうというのが1番だと思う」

玉城アナウンサー「島の魅力を伝えたいという所にも繋がってくるんですね!」

根中明さん「軽トラできて軽トラで帰る感じだけど。また来年!」

黒島の人たちの愛情がぎゅうぎゅうに詰まったハートフルな牛まつりに魅了されたところで今回のお散歩プラスはここまで。

次回のお散歩プラスは黒島後編!美しい景色に、グルメに、生き物?!牛だけに留まらない黒島の魅力をモーっとお伝えします。