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陸上自衛隊の石垣島への配備に伴い国はきょう、石垣港に搬入していた自衛隊車両およそ150台を公道を使い駐屯地に移動させました。

国は、沖縄周辺など南西方面に自衛隊を配備する「南西シフト」の一環として石垣島に陸自駐屯地を3月中旬に開設する予定です。それに伴って、石垣港には先月から自衛隊車両数十台が船で運び込まれ、港の一角に仮置きされていました。

自衛隊は、朝7時40分ごろから仮置きしていたトラックなどの車両およそ80台の移動作業に入り先導の車にしたがって、1台ずつ公道に出ました。島の西側の地域を通りおよそ30分かけて平得大俣地区の駐屯地に到着しました。

塚崎昇平記者「8時20分ごろです。港を出た自衛隊車両が続々と駐屯地の中に入って行く様子が確認できます」

車両搬出の現場では、島への配備に反対する人たちおよそ50人が集まり、「石垣島を戦場にするな」などと抗議していました。

座り込みによる阻止行動もありましたが県警が市民を排除し、車両搬出が行われました。自衛隊配備に反対する人たちはきょう午後、市内で集会を開くほか、デモ行進などを行う予定です。