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人体に有害な有機フッ素化合物「PFAS」について市民団体が実施した血中濃度検査の結果、半数以上の人がアメリカの学術機関が示した健康影響へのリスクが高いとされる目安を超えていたことがわかりました。
PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会は、2022年6月から2022年7月にかけて基地周辺を含む6市町村7地域の住民を対象に、PFASが血中にどれだけ含まれているかを調べるために血中濃度検査を実施しました。
PFASをめぐっては、科学や医学を専門とするアメリカの学術機関が2022年7月に公表した指針では「PFOS」や「PFOA」など7種類の合計値が1mlあたり20ngナノグラム以上の場合、健康に悪影響を与えるリスクが高いとされています。
今回の検査の結果、検査を受けた387人のうち54%にあたる209人が、今回の検査対象となった6種類の合計が20ngを超えていたことが明らかになりました。
PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会・桜井国俊共同代表「(健康影響がないとされる)2ナノグラム以下のサンプルは387の中に1人もいませんでした。これが我々の結果」
報告会に参加した市民からは、行政に調査を求めることの必要性や、PFASの汚染問題を県内や全国にもっと広めるべきといった意見が出されました。