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大正から昭和にかけて壺屋で焼かれた沖縄の陶器、琉球古典焼を紹介する展示会が2月21日から那覇市で開かれています。

琉球古典焼は、大正時代に壺屋の焼物に魅せられた奈良出身の商人、黒田理平庵とその息子たちがプロデュースして、壺屋の陶工たちが制作した焼物です。

象や鳥など異国情緒を強調したデザインが特徴で、大正から昭和にかけて本土市場に多く出回り、県外で人気を博しました。

会場には、エジプト文と呼ばれる文様が施された壺や、愛らしい表情の玩具などおよそ60点が並んでいて、沖縄らしい南国情緒溢れた数々の作品からは、壺屋焼を継承しようと取り組んできた先人たちの思いに触れることができます。

那覇市文化協会古美術骨董部会の金子康一会長は「当時の陶工たちのすごい技術をこくして作っていると思う。そういったのをぜひとも見ていただき、若い陶工の方々にもぜひみていただけたら」と話しました。

展示会は、2023年2月26日まで那覇市の壺屋焼物博物館で開かれています。