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担当者は「作る過程も公開するので皆さんに愛着を持って欲しい」と語りました。
2026年の完成を目指す首里城正殿の再建工事で使用する木材の加工が2月16日から本格的に始まりました。加工が始まったのは首里城正殿の柱や梁に使われる木材です。
2022年から搬入が始まっている大径材が保管される倉庫では、長さおよそ8メートル重さ400キロほどの奈良県産のヒノキを柱にするための加工がされていました。
木材は、はじめに、どれだけの水分が含まれているかを測りどこに節があるかを確認します。そして、正殿のどの部分に使用できるかを確認するために宮大工が木取と呼ばれる作業を行います。
その後、木材を大きな機械を使い削りさらなる加工や実際の工事に使うための目印を付けていく墨付という作業を繰り返しながら正殿の骨組みとなる構造材を535本を作っていきます。
沖縄総合事務局・開発建設部江崎秀明営繕監督官は「木材は失敗したら、やり直しができないというところですので、慎重に手順通りに、宮大工の皆さん技術ありますので、しっかりやっていただけるように僕らもバックアップするという形で協力していきたいと思います。作っていく過程も公開していますので、皆さんに愛着を持っていただけるといいなとは思っております」と述べました。
加工した木材を使用して作られる骨組みは、2024年のはじめまでに完成する予定です。