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与那国町議会は2月9日、防衛省などを訪れ台湾有事に備えて島内に避難シェルターを設置するよう求める意見書を提出しました。
意見書は2022年12月に町議会で賛成多数で可決し、2022年8月に中国軍が台湾周辺で行った軍事演習で5発の弾道ミサイルが日本の排他的経済水域内に着弾したことなどを挙げています。
その上で「台湾有事が発生した際、与那国町は最も台湾に近い地理的な特殊事情もあり町民の生命と安全が脅かされることが強く懸念される」としてシェルター設置を求めています。
要請書を受け取った浜田防衛大臣は2022年度末に与那国町などが行う国民保護訓練について防衛省・自衛隊が協力する意向を示しました。
与那国町議会・嵩西茂則議員は「今般の情勢の中ではやはり(シェルターが)必要であるという認識は示してもらったと思います。それについては防衛省・内閣官房と調整をしながら検討をしていくというような内容でした」と述べました。
要請終了後に取材を受けた議員団によると大臣からシェルター設置を検討するなどの回答があったということです。