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2年前、沖縄本島中部の県立高校に通う男子生徒が部活動の顧問から暴言など激しい叱責を受けて精神的に追い詰められ自ら命を絶った問題で生徒の遺族が、2月9日に県を相手に損害賠償を求める裁判を起こしました。

遺族の代理人弁護士「息子は理不尽な暴言や他部員の前での人格否定とも取れる顧問からの侮辱的な暴言を浴びせられ、追い詰められ、限界状態になっていきました」

男子生徒の遺族は部活動の顧問による暴言を伴う激しい叱責などの不法行為が原因で息子が死に追いやられた問題をめぐって約1億4000万円の慰謝料を沖縄県に求める裁判を那覇地裁に起こしました。

2021年1月に県立コザ高校の運動部でキャプテンを務めていた当時2年生の男子生徒が顧問の男性教諭から「キャプテンやめろ」など精神的負担のかかる暴言を繰り返し受け続けたことで自ら命を絶っていました。

遺族は以前から問題行動が指摘されていた教諭の行為を把握していながら放置し続けるという県立学校側の管理体制に問題があったなどと主張しています。