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辺野古の新基地建設をめぐって設計変更の不承認を取り消した国交大臣の裁決は違法だとして国を相手に沖縄県が判断の正当性を訴えている裁判が2月8日に那覇地方裁判所で始まりました。

辺野古新基地建設で大浦湾側に見つかった軟弱地盤を埋め立てるために防衛局が申請した設計変更を不承認とした県の処分について、国土交通大臣が取り消したのは「違法」だとして県は取り消された不承認の回復を求めています。

2月8日の第一回口頭弁論で県側は「不承認処分における裁量の逸脱や濫用はない」と正当性を述べたうえで、「国交大臣は埋立事業を推進する内閣の一員で防衛局と利害を同一にし、審査庁たりえない」として、国の裁決は違法で無効だと主張しました。

一方、国側は「不承認の取り消しは法律に基づき行った裁決である」と述べたたうえで過去の最高裁判決を引き合いに「県に原告適格がないことは明らか」だとして、訴えを直ちに却下すべきと反論しました。次回の裁判は4月の予定です。