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航空事業者に世界自然遺産と希少種の密猟や密輸に関する知識を深めてもらおうと環境省が研修会を開きました。

研修会は、環境省沖縄奄美自然環境事務所が開いたもので県の自然保護課や日本航空の貨物担当職員など14人が参加しました。

はじめに、世界自然遺産に登録された経緯や沖縄に生息する希少な動植物の多さや、世界中で起きている密猟や密輸の現状について説明がありました。また現在、奄美空港で試験的に導入されている希少種識別アプリのデモンストレーションが行われました。

このアプリはAIが写真を解析してその希少種が何であるかをパーセンテージを用いて判定する機能や、人の目で種類を判別するためのポイントがまとめられている識別マニュアルが搭載されています。

日本航空・貨物郵便部業務運送グループ東恩納優果さんは「動物に関する情報を集めたりしているので、他の人も同じような知識量で判断できるように、種類とかまとめて(貨物で預かって)大丈夫なもの、だめなものというのを、周りにも共有して仕事をしていきたいと思っています」と述べました。

希少種の識別アプリについて環境省は情報を増やすなど強化をして、実用化に向けて改良を続けていく方針です。