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暗い那覇の街をひっそりと走りながら組み立てた後の車体がきちんと動くのか性能を確かめました。モノレールの3両化を目指して2月5日の未明に新しくできた3両列車の試験走行が実施されました。
濱元晋一郎記者「山口から運ばれ組み立てられた3両列車の第一号が今、車両基地からゆっくりと姿をあらわしました。これから試験走行が始まります」
終電から約1時間後、レールの感触を確かめるように行先表示板を「試運転」にした新型の3両列車がゆっくりと暗い那覇の街を走り抜けていきました。
実際の営業路線を初めて走行した試験では製造会社やゆいレールの職員を乗せて県庁前駅と美栄橋駅の間を速度を変えしながら2時間かけて14往復しました。
沖縄都市モノレールは輸送力の強化を目的に3両化の導入を進めていて、運転席がない「中間車」を設けた新型の3両列車は山口県の工場で造られた後、那覇の車両基地で最終的に組み立てられました。2両編成だと定員が165人だったのに対して3両編成では1・5倍の251人に増えます。
2025年度までに3両の列車を9本に増やす計画で2023年度内に2本が運行を始める予定です。