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いよいよ球春到来です!プロ野球の春季キャンプがきょうから始まり県内では7球団がシーズンに向けスタートを切りました!その7球団すべての初日の様子、そして注目ルーキーのキャンプ1日目を見ていきましょう!

【東京ヤクルトスワローズ】

セ・リーグ連覇を果たしキャンプ地・浦添へと帰って来たのは東京ヤクルトスワローズ!

2年連続の3冠王を目指す村上様こと村上宗隆をはじめ山田哲人、中村悠平、高橋奎二と巨人と並び一チーム最多4人のWBC侍ジャパンのメンバーも浦添からスタートを切りました。

沼尻アナウンサー「今年はコロナによる規制が一部緩和されファンにとってはより楽しめるプロ野球沖縄キャンプとなりそうです」

ヤクルトのキャンプでは去年まで必要だった球場での事前登録が、今年は不要となるなど各球団がコロナによる規制を緩和していてファンにとってより球場に足を運びやすい環境となっています。

浦添市から来たファン「去年は制限があって観戦チケットを(取るのが)厳しかったんですけど今年は自由に入れるので自由に応援していきたいなという感じです」

宜野湾市から来たファン「毎日でも来たいくらいですね。今年も3連覇目指して優勝してほしいです」

ファンとともにセ・リーグ3連覇、そして日本一奪還を目指します。

【横浜DeNAベイスターズ】

こちらは昨シーズンリーグ2位宜野湾市でキャンプを行う横浜DeNAベイスターズ。沖縄でキャンプをはる球団の中では最多となる3人の県勢選手が1軍に名を連ねています。

プロ6年目となる神里和毅。リードオフマンとしての期待が高い一方近年は打撃不振もあり出場機会が減ってきており今年はレギュラー定着を誓い、初日から精力的に汗を流していました。

そして投手陣では北山高校出身の平良拳太郎。おととし右ひじのトミー・ジョン手術を受け戦線を離脱し一度は育成選手契約となりましたが、去年支配下復帰を果たしました。

平良拳太郎投手「(プロ)10年目にもなりますしとにかく結果を残さないといけない年だと思うのでこうやって1軍でやらせてもらっているので結果を残したいという思いだけですね。開幕ローテーションに入れるように暖かい沖縄でしっかり力をつけていきたいと思います」

またこちらも去年育成枠から支配下登録を勝ち取った嘉手納町出身の宮城滝太(だいた)。強豪・滋賀学園高校からプロ入りし5年目。初の1軍キャンプに気合十分でブルペンでは予定を上回る33球を投げ込んでいました。

宮城滝太投手「地元の人にもたくさん見てもらえるようにより一層アピールしていきたいと思います。支配下されてここからが本当の勝負だと思うので今年1年はしっかり1軍で活躍できるようにキャンプからしっかり体をつくっていきたい」

最速153キロを誇る右腕が1軍のマウンドを目指します。

【阪神タイガース】

宜野座村でのキャンプが20周年を迎えた阪神タイガース。

宮古島市から来たファン「心機一転アレを目指して」「アレしかないです」

千葉県から来たファン「もう今年はアレしかないので」「みんなでアレを目指して頑張ってほしいです」

ファンが口を揃える”アレ”とは岡田彰布(おかだ・あきのぶ)新監督の口ぐせでもあり、今シーズンのスローガン「A.R.E(エー・アール・イー)」のこと。18年ぶりとなるリーグ優勝を目指します。

注目は唯一の県勢、2021年のドラフト5位指名で入団した沖縄尚学出身の岡留英貴。ルーキーイヤーの昨シーズンは2度の1軍昇格を果たしましたが、登板の機会は訪れず。

その悔しさを晴らすべく、このキャンプでは”土台作り”に汗を流します。

岡留英貴選手「より実践を意識した(投球の)精度を上げていくのが今の課題」「まずキャンプからしっかりアピールすることを意識したい」

同世代の県勢に負けじと飛躍を誓う右腕に期待です。

そして阪神キャンプと言えば20年前から選手やファンのお腹を満たしてきた”パーラーぎのざ”今年は村内の様々な店にも足を運んでもらおうと阪神グッズがもらえるスタンプラリーを行っています。メニューは選手の名前にちなんだユニークなものばかり。

手軽に食べられる梅野ミットは定番商品です。

中村アナウンサー「ネーミング通り梅がしっかりきいていておいしいです」

近い将来、岡留選手にちなんだメニューも登場するかもしれません。

【北海道日本ハムファイターズ】

名護で始まった北海道日本ハムファイターズの1軍キャンプ。県勢選手はピッチャー2人が参加しています。プロ8年目のうるま市出身、上原健太。去年は投打の2刀流挑戦で注目を集めましたが。

上原健太選手「ちゃんと(二刀流)継続という形で野手の方もしっかり今年も挑戦していきたいと思っている。今日さっそく紅白戦があるのでしっかりアピールしないと勝ち残れないのでそういう緊張感がものすごくある」

新庄監督2年目のファイターズは初日から紅白戦開催。試合中はグラウンド内いろいろなところから監督がチェックする中上原は紅組2人目として1イニング登板しました。

140km中盤のストレートを中心の組み立て。切れの良いボールもありましたがコントロールが定まらない場面もあり打者6人に対し被安打3、四死球2の3失点。最後はバックの好守備に助けられました。早く巻き返しを図りたいところ。

またドラフト2位で入団した豊見城市出身の金村尚真(かねむら しょうま)もキャンプは1軍スタートとなりました。

金村尚真選手「新人らしく元気に頑張っていきたいと思う。早く慣れないといけないので笑顔を多くしようと思う」

初日は先輩たちに交じって守備練習などで体をほぐしました。またフォームやボールの感触も確かめながらキャッチボールを行う姿も見られました。

【東北楽天ゴールデンイーグルス】

続いて、こちら金武町でも県勢ルーキーがスタートを切りました。東北楽天にドラフト5位で入団したうるま市出身の平良竜哉(りゅうや)

大学時代には一度指名漏れを経験し社会人のNTT西日本を経て、憧れの舞台にたどり着いた24歳。持ち味のフルスイングでのバッティングを武器に新人5人が抜擢された1軍キャンプの中で定着を目指しアピールしていきます。

またプロ3年目、宜野座高校出身の内間拓馬も初日からブルペン入り。昨シーズンは1試合の登板に終わり今シーズンへの強い思いを胸に躍動感あるフォームから力強いボールを投げ込んでいました。

【中日ドラゴンズ】

続いては、例年以上に注目される読谷村での中日ドラゴンズ2軍キャンプ!その理由はオープニングセレモニーで選手を代表して記念品を受け取ったこの人!ドラフト1位の新人・仲地礼亜投手が地元・読谷でキャンプインです。

中日ドラゴンズにドラフト1位で入団した仲地礼亜投手もキャンプインを迎えました。午前中は引き締まった表情でウォーミングアップやランニングに臨みました。

午後も中日の本拠地がある名古屋を始めとする県内外の報道陣が多く集まる中、キャッチボールの後、背番号31が初めてブルペンへ。ストレートやスライダーを織り交ぜながらおよそ30球を投じました。

2月15日には22歳の誕生日を迎える仲地。中旬以降、初の実戦登板も期待されます。

【千葉ロッテマリーンズ】

今年で16年目となる千葉ロッテマリーンズ、石垣島キャンプ。

吉井新監督の下、去年5位からの巻き返しを目指して始まった練習でメディアの注目の的となったのは去年史上最年少で完全試合を達成した佐々木朗希。3月のWBCにも選出された若きロッテの右腕が本格始動しています。

コロナによる規制も緩和され、本来の姿を取り戻しつつあるプロ野球沖縄キャンプ。選手にとってもファンにとっても熱き1カ月となりそうです