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2026年の完成を目指す首里城正殿の再建工事を前に、県が、首里城に寄せられた寄付金を活用し調達した木材の様子が公開されました。

1月16日、那覇新港に到着した首里城正殿の復元で柱材として使用される57本の大径材。

奈良県を中心に集められた国産のヒノキで、県に寄せられた寄付金を初めて活用し調達されたものです。1月16日の午後には首里城公園内の再建に使用する木材の加工や保管を行う倉庫に運び込まれていました。

大径材は、出荷前の厳しい検査基準を満たしたもののみ受け入れていますが、1月18日も、含水率や傷の有無などといった搬入後の状態を確認する検査が行われました。

県土木建築部 首里城復興課の嘉数昌寛・班長は「令和8年の完成に向けて着実な一歩が踏み出せたというところが担当者としてうれしく思っています」と述べました。

国と県の調達分を合わせて正殿の復元には535本の木材が使われる予定で、県調達分の残りの大径材は2023年3月末までに複数回に渡り搬入される予定です。