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5年前に結成された「元全学徒の会」で、中山さんとともに学徒隊が経験した戦争を語り継いできた宮城政三郎さんに思いを聞きました。

5年前・2018年に結成した「元全学徒の会」の一員として中山きくさんとともに学徒隊が経験した戦争を語り継いできた宮城政三郎さん。戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えようと力を尽くしたきくさんは、元学徒にとっても大きな存在でした。

元全学徒の会・宮城政三郎さんは「女子学徒は9校ありますから、青春の会という命名で集まっていたらしい、きくさんがまとめてやっていたからとても助かった。大事な人ですよね共同代表で、具合悪いということは聞いていたけど見舞いに行くこともできないしそうしている間に亡くなったということだから」と話しました。

ロシアによるウクライナ侵攻や米中関係の緊迫化、南西諸島の防衛力強化に危機感を覚え、会は1月12日、「沖縄を戦場にすることに反対する声明」を発表。

戦争体験者も年々減っていく中で宮城さんは、過去の悲劇を忘れないことが戦争を起こさない心につながると信じて残された責務を果たしたいと考えています。

元全学徒の会・宮城政三郎さんは「絶対に言い残しておかないといけないと今の情勢を見たら戦前に逆戻りするみたいな。戦争が終わって平和で自由になったその平和と自由のありがたさというのは(終戦の時ほど)思ったことない、それを私は伝えたい」と語りました。